文部科学省が7日に発表した学校耐震改修状況調査によると、県内の公立小中学校の耐震化は全国平均より13.3ポイント低い75.6%で、前回から一つ順位を落とし全国ワースト3位となった。県立高校(中等教育学校を含む)は61.5%で4年連続全国最下位。特別支援学校は79.2%で46位となり最下位を脱した。 耐震化を市町が担う公立小中学校では、耐震化率の伸び率が3.9%と前年を下回り、市町間での実施状況にも差が出た。 県内6市町が耐震化率100%に達しているのに対し、西条市は過去3年間の耐震化率の伸びが1.5%で全国ワースト1位。今治市(8・3%)が同5位、宇和島市(9.6%)が同6位で全国的に遅れが目立った。また2次診断などの未実施棟数でも、西条市が61棟で全国ワースト4位。宇和島市が26棟で同18位だった。
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