「生きた化石」と呼ばれるカブトガニの幼生を探しながら干潟の生き物について学ぶ「カブトガニ探検隊」が3日、西条市の河原津海岸であり、親子連れ約200人がふるさとの自然を堪能した。 四国カブトガニを守る会などが1999年から実施。同海岸など東予地区海岸一帯はカブトガニの繁殖地として県の天然記念物に指定されており、同会事務局の東予郷土館(同市周布)が飼育や調査、研究を続けている。 3日、参加者は砂浜でごみ集めをした後、遠浅の干潟でアナジャコなどの生き物を採集。講師のNPO法人愛媛自然学校(同市神拝)の山本貴仁理事長(41)が生き物の名前や生態などを分かりやすく説明した。同館が1~2年かけて育てた幼生約450匹の放流もあった。
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