えひめ丸事故の風化を防ぎつつハワイとの交流を深める「宇和島Hawaiianフェスティバル」が3、4の両日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目のきさいや広場で開かれている。3日は県内外の9チーム約90人がフラダンスを披露した。 宇和島水産高校の実習生ら9人が犠牲になった事故から10年となった2011年から市民有志でつくる実行委員会が毎年開催。今年は飲食しながら楽しめるよう会場にテーブルを用意した。ウクレレなど楽器の販売やフラダンスの体験教室もあり、訪れた人はハワイ文化を楽しんでいた。 実行委員長の鈴木美幸さん(37)は「事故を知らない世代に伝えられるよう今後も活動を続ける」と話した。 4日は午前10時から25チームがダンスを披露するほか、事故十三回忌で寄せられたハワイ在住で日系人のウクレレ奏者ジェイク・シマブクロさんのビデオメッセージやホノルル市長の手紙が紹介される。
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