緊急時に子どもたちの命を守ろうと、愛媛県西条市消防本部は、携行可能な折り畳み式の救急対応マニュアルを作り、29日、市内の小中学校の教職員などに配布した。 マニュアルは縦10センチ、横6.5センチで18面ある。同本部によると、折り畳み式は県内の消防機関では初の作製。心肺蘇生法の手順や止血法、乳児に対する異物除去法などを図とともに説明している。初版は市内の35小中学校と、44幼稚・保育園の教職員や救命講習受講者ら向けに2250部を作った。 29日は同市新田の消防本部で交付式があり、教員など69人が出席。広畑隆消防長が「常時携行してもらい救急現場で効果的かつ円滑に応急手当てをしてほしい」とあいさつし、代表者にマニュアルを手渡した。
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