1945年の松山空襲から68年となった26日、松山市戦争犠牲者平和祈念追悼式が愛媛県松山市道後姫塚の市平和記念広場であった。空襲や戦地で亡くなった市民の遺族ら約90人が献花し、記憶を風化させず恒久平和を実現すると誓った。 追悼式は市、市遺族会など8団体でつくる実行委員会(中山淳会長)が2005年から開き、9回目。野志克仁市長のあいさつに続き、遺族代表の大浜カズ子さん(71)=同市居相2丁目=が、追悼の言葉を披露した。 中国東北部に出征した父を亡くした大浜さんは終戦後も父の生死は分からず、死亡公報が届いたのは55年と回想し「戦争のない平和で自由な社会を築くため礎になった父たちへの感謝を込め、よき時代がとわに続くことを心から祈る」と述べた。
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