愛媛県内一のブドウ産地内子町で、栽培が難しい「ハイベリー」を手掛ける同町重松の脇坂寛さん(60)が24日、出荷を始めた。JA愛媛たいきによると、ルビーロマンや瀬戸ジャイアンツなどと並ぶ最高級品種で、大半が首都圏に出荷され、店頭価格は百貨店やフルーツ専門店で1房1万5000~2万円になる。 ブドウの赤、黒、青の3分類の中、赤と黒の中間的な色で、皮ごと食べられる。重量は1房平均900グラムとピオーネの倍。酸味がより強く、こくがある。 同町では農家数軒が手掛けるが、非常に裂果しやすい。ハウス栽培7年目の脇坂さんはブドウ園地60アールのうち10アールに作付けし、9月中旬まで収穫を続ける。
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