1945年7月26、27日の松山空襲など戦争の悲惨さを後世に伝える「平和資料展」が24日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで始まった。軍服や召集令状などの遺品、戦時下の写真が並び、恒久平和を訴えている。31日まで。 市が毎年開催。写真展示では、空襲で焦土と化した市街地、「祝出征」と書かれたのぼりや日の丸がはためく兵士の家、被爆地の風景などを収めた約90点が並ぶ。 遺品は約90点。遺言状には「検閲があったため形式だけのもの。家族への感謝と遺品の受け渡しの依頼などが書かれている」との解説が記されている。出征兵士の無事を祈り女性らが赤い糸を縫いつけたお守り「千人針」も展示している。
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