今秋中の日本ジオパークへの認定を目指している愛媛県西予市で24日、日本ジオパーク委員会(茨城県つくば市)から審査員を招いた現地審査が始まった。25日まで。初日は審査員3人が西予市三瓶町の須崎海岸を見学し、市内の教育関係者らと意見を交わした。 ジオパークは地質構造など自然と人間の歴史や産業、文化などを含む「大地の公園」。市などで構成する四国西予ジオパーク推進協議会(会長・三好幹二市長)は4月、日本ジオパークへの認定を申請。全国から10地域が参加し5月下旬に千葉市であった公開審査では高い評価を得た。 24日は審査員の中川和之さん(57)らと西予市内の公立学校教員ら約70人が、同市宇和町皆田の下宇和公民館で意見交換。中川さんは、認定後も観光や教育面の活動を続けていくことが大事と強調。審査員は25日、標高1400メートルの大野ケ原や城川地区などを巡る予定。
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