愛媛県は10日、南海トラフ巨大地震など5タイプの地震が起こす最大震度や津波による浸水面積などの独自想定を発表した。影響が最も大きい南海トラフ巨大地震は、ほぼ県内全域で最大震度が6弱以上。1センチ以上の浸水面積は昨夏発表された国想定の約2.8倍に拡大した。 県危機管理課は「国の想定とは設定条件が大きく違い単純に比較できない。調査の単位を細かくしたり地盤タイプを増やしたりして、より実態に近くなった」と説明。今後結果を基に死傷者数をはじめ、倒壊家屋などの人的・物的被害や経済被害、被害軽減策をまとめ、10月末をめどに最終報告する。 ◇ 愛媛県が始めて作成した、時の経過とともに津波が県内7地区に押し寄せる様子を地図上に示した映像を愛媛新聞ONLINEで見ることができます。(パソコン、スマートフォン、タブレットでご覧ください) ここをクリック また、映像を基に津波が愛媛を襲う様子を時系列でまとめた被害状況など、県の調査結果は11日付愛媛新聞紙面で4ページにわたる特集面などを設けて詳報しています。
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