学校農園で育てている稲を鳥から守り、道行く人にも楽しんでもらおうと、愛媛県松山市堀江町の堀江公民館で23日、堀江小学校の5年生85人がかかし作りに挑んだ。 公民館や堀江小などが主催し今年で8回目。かかしは8月末まで公民館に飾った後、もち米や地元の改良品種「栄吾米」を育てている学校農園に設置し、どのかかしがいいか全校で人気投票する。 3~6人ずつ18グループに分かれた児童は地域ボランティアに手ほどきを受けながら、十字に縛った竹の棒に古着や帽子、軍手を着せ、新聞紙を詰めたビニール袋で作った頭を取り付けた。 「靴を逆向きに取り付けちゃった」「設計図と違ってきたよ」と慌てながらも、協力してペンで顔を描いたり、布で飾り付けたり。約1時間半でニワトリやピエロなど工夫を凝らした独創的なかかしが完成した。
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