スペイン巡礼路112キロに挑戦―。南宇和高校農業科3年山本湧太君(17)が31日からスペイン・モリナセカ町などを訪問、世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」を歩く。 四国霊場88カ所めぐりの世界遺産登録を目指すNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」(高松市)が遍路文化を広めようと計画。同法人が昨秋、河内晩かんと甘夏の果実をお遍路さんに自由に食べてもらおうと愛媛県愛南の遍路道で行った「接待木」の植樹と管理を山本君らが担当した縁で、高松市の中高生3人とともに参加することになった。派遣費用は町と同法人が大半を補助する。 法人関係者などを含めた訪問団は計14人を予定。31日にスペイン入りし、現地県知事を表敬訪問したりモリナセカ町でのパーティーに出席したりする。
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