愛媛県内の大学や短大の留学生に四国の企業への就職支援をしようと21日、松山市文京町の愛媛大で「中小企業の魅力研究セミナー」があった。 愛媛大国際連携推進機構と産業人材育成を手掛ける四国生産性本部(高松市)が共催。愛媛大と聖カタリナ大、松山東雲女子大、今治明徳短大から17人が参加した。 四国ビジネスコンサルタント(松山市)の東矢憲二代表が「魅力ある四国の中小企業」と題して講演。千社以上の企業に出合った経験を基に経営改善の成功事例を紹介した。「社長との距離が近く、トータルな仕事を任されるチャンスが多い」などと中小企業の魅力を語り、「最初は資本金の額や社員数、知名度で選びがちだが、自分に合った企業を探してほしい」と呼び掛けた。 韓国出身で3月末から留学している聖カタリナ大社会福祉学科3年の女子学生(20)は「日本での就職を希望している。あまり日本の企業を知らないので役に立った。自分が楽しめる仕事をしたい」と話した。
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