愛媛県は22日、宇和島市岩松湾で有害プランクトン「カレニア・ミキモトイ」による赤潮が発生したと発表した。今のところ被害はないが、県は周辺漁協に注意を呼び掛けている。 県水産課によると4日に同プランクトンを観測し、16日に危険濃度の海水1ミリリットル中1000個を超過。22日の検査では6000個を数え、海水の着色を確認したため赤潮と判断した。同課は宇和海全域で監視体制を強化する方針で「被害が出ないよう注意を払う」としている。 同プランクトンによる赤潮は昨年6~8月に宇和海の広範囲で発生し、過去最悪の12億3000万円の漁業被害を出した。
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