魚が集まる豊かな藻場を取り戻そうと、愛媛県西条市の漁業関係者らでつくる「西条市藻場づくり環境保全協議会」(近藤達也会長)が15日、燧灘に海草のアマモの種約10万粒をまいた。 アマモは光合成で二酸化炭素を吸収し、魚が産卵したり稚魚が育ったりする藻場を作る。かつて西条沖に群生していたが、海岸や環境の変化などで激減。協議会は2009年度から再生活動に取り組んでいる。 15日は漁師ら15人が流れ作業でアマモの種を袋詰め。慣れた手つきで土や培養土などとともにガーゼに包んでいった。その後、約1500の袋を漁船に積み、壬生川、河原津沖にまいた。
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