2011年に摘発した2事件の処理を怠って、時効を成立させたとして、愛媛県内警察署の刑事課上席係長の男性警部補が所属長注意処分を受けていたことが18日、分かった。県警監察官室は警部補の氏名や年齢などを明らかにしていない。 監察官室によると、県内の男性が08年6月、現金6万円入りの財布を拾ったが届け出ずに横領した占有離脱物横領容疑事件と、県内の男性が09年12月、盗まれた自転車を横領した同容疑事件。 いずれも警察署の地域課員が11年に摘発し、記録を刑事課に引き継いだが、同課の上席係長が時効確認や検察庁への書類送検をせず、3年の時効が成立した。今年3月の事件記録の点検で発覚した。
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