闘病支えた希望の絵　応募作集め特別展

　愛媛県西予市城川町下相のギャラリーしろかわで２０日から始まる「第１９回全国かまぼこ板の絵展覧会」に、作品「ようこそ幸せの青い鳥」を寄せていた西山佳代子さん（４６）＝横浜市＝が長年の闘病の末、５日に亡くなった。ギャラリーは「できるだけたくさんの人に彼女の作品を見てもらうことが供養になる」と、西山さんがこれまでに計１０回応募した作品の一部を展覧会で特別展示する。　西山さんの伯母、米沢栄子さん（７６）＝金沢市＝によると、西山さんは約１５年前に乳がんを患い、入退院を繰り返した。父親は６年前に他界し、母親も今年２月に急死。きょうだいはおらず一人暮らしをしていた。