「道後湯の里」最終公演　坊っちゃん劇場

　愛媛県東温市見奈良の坊っちゃん劇場で１４日、第９弾ミュージカル「道後湯の里」の最終公演があり、県内外から集まった大勢の観客が、約７カ月の舞台を演じきった役者に温かい拍手を送った。　明治期に道後温泉本館の改築に尽力した道後湯之町初代町長の伊佐庭如矢の半生を描いた作品で、今年４月から計１８３回上演し、延べ約５万７０００人が来場した。　満席となったこの日、出演者が感情のこもった演技を披露。フィナーレでは、観客が立ち上がって拍手を送るなど別れを惜しんだ。主演の西村仁さんは「皆さんに支えられて無事千秋楽を迎えられた」と感慨深げにあいさつした。　坊っちゃん劇場では２４日から、約５年ぶりの再演となるミュージカル「鶴姫伝説～瀬戸内のジャンヌ・ダルク～」を上演する。