任期満了に伴う第18回愛媛県知事選挙は16日、投開票される。無所属現職の中村時広氏(54)=自民、民主、みんなの党推薦=と、無所属新人で共産党県委員会副委員長の小路貴之氏(71)=共産推薦=が立候補。両陣営は選挙運動期間最終日の15日も、県政の継続か刷新かの選択を訴える。 再選を目指す中村氏は、加戸守行前知事による県政改革の発展的継承とともに、独自に取り組んだ県産品の販路拡大や観光振興など4年間の実績を強調。防災・減災強化や少子化対策を新たな公約の柱としている。 一方、小路氏は東京電力福島第1原発事故を踏まえ四国電力伊方原発は危険と指摘し、即時廃炉を主張。西条市と松山市に異論がある県営黒瀬ダムからの「分水」中止など、中村県政の転換を対立軸にする。消費税増税など自公政権への批判票の獲得も狙う。 16日の投票は原則午前7時~午後8時、732カ所の投票所で。◇ 愛媛新聞社は11月16日投開票の愛媛県知事選・松山市長選の当確速報や開票結果を有料携帯サイト「愛媛新聞モバイル」で速報します。また、16日午後8時から共同制作の開票速報特別番組を愛媛CATVたうんチャンネル、各ケーブルテレビのウィットチャンネル、南海放送ラジオで生放送します。
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