任期満了に伴う愛媛県の松山市長選挙は16日、投開票される。元経済産業省九州経済産業局長の無所属新人滝本徹氏(53)▽共産党中予地区委員長の共産新人田中克彦氏(47)▽再選を目指す無所属現職野志克仁氏(47)―の3氏は、集会や街頭演説などで市政課題への対応策や県都の将来ビジョンを有権者に示し、勝利へラストスパートをかけている。 2005年の2市1町合併後、3回目の市長選。前回、中村時広前市長(現知事)の後継として初当選した野志氏が市政を継続するのか、自公政権とのパイプを前面に出す滝本氏、「国政にノーと言える県政、市政」を掲げる田中氏が担うのか注目される。推進・見直しで見解が割れる県営黒瀬ダム(西条市)からの松山分水問題や、地域経済振興といった争点をめぐり、3陣営は活発な論戦を繰り広げてきた。 投票は市内111カ所で午前7時~午後8時に実施(一部で投票終了繰り上げ)。◇ 愛媛新聞社は11月16日投開票の愛媛県知事選・松山市長選の当確速報や開票結果を有料携帯サイト「愛媛新聞モバイル」で速報します。また、16日午後8時から共同制作の開票速報特別番組を愛媛CATVたうんチャンネル、各ケーブルテレビのウィットチャンネル、南海放送ラジオで生放送します。
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