大王製紙(四国中央市、佐光正義社長)が11日発表した2014年9月中間連結決算では、紙・板紙の販売単価上昇などで売上高は増加した。省エネなど経費削減で経常利益、純利益ともに大幅に伸び、増収増益だった。 売上高は2141億8200万円(前年同期比4.9%増)。印刷用紙は消費税引き上げが響き、販売数量は前年を下回ったが、値上げや収益性の高い製品の販売推進で金額は増加。国内のベビー・大人用紙おむつは新商品を軸に差別化を図り数量、金額ともに前年を上回った。海外向けベビー用紙おむつも好調となった。 歩留まりの向上などで、経常利益は81億6400万円(178.9%増)。純利益は50億3700万円(481.1%増)だった。 通期の業績予想を上方修正し、経常利益200億円(前回予想比17.6%増)、純利益110億円(29.4%増)。
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