低空飛行でのダイナミックな動画撮影で知られる飛行撮影家の矢野健夫さん(62)=高知県出身=が愛媛県八幡浜市などで作品制作に取り組んでいる。かんきつ栽培がさかんな八幡浜市や西予市三瓶町、伊方町を全国にPRしようと、JA西宇和が進めるキャンペーンの一環で、収穫が始まったミカン山や宇和海など自然豊かな景観を上空からカメラに収めている。 矢野さんはモーターパラグライダーとハイビジョンカメラを使って撮影を試みる第一人者とされ、これまでNHK大河ドラマのオープニング映像などを手掛けてきた。 JA西宇和によると、自然豊かな産地の景観を知ってもらい、消費拡大につなげようと、矢野さんに撮影を依頼。完成次第、全国の販売店などで放映する。 8日は午前7時ごろ、八幡浜市保内町川之石の保内中学校を出発。約1時間40分かけて飛行し、ミカン畑が広がる向灘や真網代のオレンジ色に染まった斜面や、海面を活写していた。
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