任期満了に伴う愛媛県の松山市長選挙は９日告示された。午前１１時現在、市選挙管理委員会に立候補を届け出たのは、届け出順に、元経済産業省九州経済産業局長の新人滝本徹氏（５３）＝無所属、安城寺町、共産党中予地区委員長の新人田中克彦氏（４７）＝共産、太山寺町、再選を目指す現職野志克仁氏（４７）＝無所属、安城寺町―の３人。投票の１６日に向けて７日間の選挙戦に突入した。 ２００５年に旧松山市、北条市、中島町が合併してから３回目の市長選。今回は、前市長の中村時広知事が支援する野志氏と、塩崎恭久厚生労働相や自民、公明両党松山支部連合会が後押しする滝本氏の対決を軸に、共産の田中氏が絡む三つどもえの構図で、西条市の県営黒瀬ダムからの松山分水の是非や経済対策、国や県との関係などが主要な争点となっている。 各陣営は９日午前８時半から市役所で立候補を届け出た。立候補の届け出は正午まで市役所本館１１階大会議室で受け付けた後、午後５時までは三番町６丁目の市役所第４別館２階市選挙管理委員会事務局で受け付ける。 投票は島しょ部や山間部を除き１６日午前７時～午後８時に市内１１１カ所で行い、築山町の市青少年センターで午後９時４０分から即日開票する。 期日前投票所は１０～１５日に市役所第４別館や支所、市中心部の商業施設、愛媛、松山両大学などに開設する。 ８日現在の選挙人名簿登録者（有権者）数は４２万１４７５人。 ◇ 愛媛新聞社は１６日投開票の愛媛県知事選・松山市長選の当確速報や開票結果を有料携帯サイト「愛媛新聞モバイル」で速報します。
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