任期満了に伴う愛媛県の松山市長選挙は9日告示された。午後2時までに立候補したのは、届け出順に、元経済産業省九州経済産業局長の新人滝本徹氏(53)=無所属、安城寺町、共産党中予地区委員長の新人田中克彦氏(47)=共産、太山寺町、再選を目指す現職野志克仁氏(47)=無所属、安城寺町―の3人。投票の16日に向けて7日間の選挙戦に突入した。 各陣営は午前8時半に市役所で市選挙管理委員会に立候補を届け出、第一声を上げた。 滝本氏は湊町5丁目の伊予鉄道松山市駅前で出陣式。「所得、雇用、福祉を守るための戦い。自由闊達(かったつ)で、活力のある松山をつくろう」と訴え、気勢を上げた。 田中氏は立花1丁目の選挙事務所前でスタート集会に臨み「分水など税金の無駄遣いを正し福祉や子育てに振り向ける」と強調。暮らし最優先の政治を形にすると主張した。 野志氏は松山市駅前で出陣式を行い、1期4年の実績を強調。「現地現場、市民の声を大事にしてきた。徹底した市民目線による行政第2幕に力添えを」と後押しを求めた。 立候補の届け出は午後5時まで、三番町6丁目の市役所第4別館2階市選挙管理委員会事務局で受け付ける。 ◇ 愛媛新聞社は16日投開票の愛媛県知事選・松山市長選の当確速報や開票結果を有料携帯サイト「愛媛新聞モバイル」で速報します。
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