昔の暮らしへタイムスリップ―。愛媛県松山市三津1丁目の古民家「木村邸」で8日と22日、邸内に残る明治から昭和にかけての家具や生活道具を展示公開する「三津・町家の暮らし三代展」が開かれる。入場無料。 木村邸は1881(明治14)年に建てられた商家。木村家が90(同23)年に買い取り、1980年ごろまで3代にわたって生活していた。現在は有志が活用を図り、イベント開催のほか毎月第2、4土曜日にカフェとして開放している。 三代展では、明治期に今のノートと鉛筆の代わりに使われた石版と石棒のほか、明治から1950年代まで操業していた地元企業「三津浜煉瓦(れんが)」の商標があるしちりんなど、蔵や押し入れなどに眠っていた約150点が並ぶ。
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