ふぐ料理がおいしくなるシーズンを前に、包丁さばきや盛り付けの美しさを競う「第59回県ふぐ調理名人戦大会」が30日、愛媛県松山市旭町の愛媛調理製菓専門学校であり、優勝した同市道後鷺谷町の「別邸 朧月夜(おぼろづきよ)」の中島一郎さん(41)が名人位に認定された。 安全安心なフグの調理技術を向上させようと、県調理師会が毎年開催。ふぐ取扱者免許を持つ18人が、包丁さばきや独創性、衛生面など9項目の審査ポイントの合計点で競い合った。 参加者は、700~800グラムのトラフグ1匹を40分の制限時間で調理。複数の包丁を使い分けながら毒素のある部位を巧みに取り除き、手際よく「てっさ」と「てっちり」に仕上げた。ニンジンなどの野菜を効果的に使い、彩り豊かに盛り付けて完成させた。
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