「世界がもし100人の村だったら」などの著書で知られる翻訳家の池田香代子さん(65)=東京都=が11日、愛媛県大洲市東大洲の市総合福祉センターで講演した。市民ら約50人を前に、集団的自衛権行使を容認した安倍政権を批判し「戦争ができる国」への変化に警鐘を鳴らした。 大洲9条の会(約50人)主催。池田さんは、ノーベル平和賞候補の憲法9条が10日、受賞を逃したことに触れ「残念だが、ノミネートされることで関心が集まる」と来年以降に期待した。 10年前に携わった「戦争のつくりかた」という絵本を紹介。戦争ができる国になるとき、法律や教育、メディアがどう変わるかを想像し描いた作品だが「10年たって絵本の通りになっている」と危機感を口にした。
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