山村留学制度のある高市小学校(愛媛県砥部町高市)の全児童11人は10日、稲刈りに汗を流した。参観日で訪れていた家族も加わり、久しぶりに会った子どもたちが山里で成長している姿に目を細めた。 同校は地元の子ども3人と、親元を離れ学校に隣接する山村留学センターで集団生活を送る8人が通う。地元住民から借りた田んぼ約0.5アールに、もち米を植えていた。 子どもたちは保護者や教諭と並んで鎌を持ち、ざくざくと勢いよく稲を刈っていった。ぬかるむ土に足を取られ動けなくなる場面もあったが、互いに手を取り笑顔で脱出。刈った稲を束ねて協力しながら稲木に掛けると、餅つきの日を心待ちにしていた。
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