愛媛大は9日、彗星(すいせい)や小惑星の発見で知られる東亜天文学会顧問の関勉さん(83)=高知市=が、発見した小惑星の一つに愛媛大宇宙進化研究センターの功績をたたえ「Ehimedaigaku」と命名したと発表した。国際天文学連合発行の9月9日付「小惑星回報」で公表されている。 小惑星は1996年10月14日、関さんが芸西天文学習館(高知県芸西村)で発見した。最大部の直径は約6キロで、太陽の周りを約3・6年の周期で公転する。おうし座の1等星アルデバランの近くで輝いており、11月には16~17等級の明るさになる。 関さんは1965年の「イケヤ・セキ彗星」発見者として知られ、今までに計223個の小惑星を発見した。今年6月上旬、松山市であった「第44回彗星会議」に合わせて来県し、愛媛大で講演。谷口義明センター長(59)と親交を深め、同中旬ごろ、命名を申請した。
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