日本統治時代の台湾代表として１９３１年、夏の甲子園で準優勝を果たした嘉義農林学校野球部を描く台湾映画「ＫＡＮＯ―カノ― １９３１海の向こうの甲子園」（来年１月日本公開）の完成記念イベントが５日、愛媛県松山市であった。同市出身の野球部監督故近藤兵太郎さんを演じた俳優永瀬正敏さん（４８）が「こういう話があったことを、いろんな国の人に知ってほしい」とＰＲした。 台湾の俳優曹佑寧さん（２０）ら台湾人キャスト３人と松山三越（一番町３丁目）でトークショーに出席した永瀬さんは、２月公開の台湾で大ヒットしたことをアピール。本作がデビューという曹さんも「この映画を好きになって」と呼び掛けた。 一行は、近くの大街道商店街に敷かれたレッドカーペットを上映会のある映画館まで歩き、飛び交う声援に手を振って応えていた。６日は近藤監督の記念碑の除幕などに参加する。
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