日本初の産科女医、楠本イネ(1827~1903年)にちなみ女性医師らの活躍を支援する第3回「おイネ賞」の表彰式が5日、愛媛県西予市宇和町卯之町3丁目の宇和文化会館であった。日本医師会が推薦する全国女性医師部門の全国奨励賞に輝いた長崎県佐世保市立総合病院産婦人科の東島愛医師(33)ら3人をたたえた。 おイネ賞は、西予市宇和町卯之町で医学を志したイネを顕彰し、女性医師と女子医学生を奨励しようと、市が2年前に創設。昨年までは懸賞作文を募っていたが、今年は医療活動や医学研究の表彰に切り替えた。全国奨励賞のほか、愛媛県医師会が推す県女性医師部門の地域奨励賞、愛媛大医学部が審査した同大医学生部門の医学生奨励賞を選んだ。
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