愛媛県新居浜市の洋画グループ「新世紀(あらた)会」(会員15人、日野功会長)の油絵展が、同市一宮町1丁目の市郷土美術館で開かれている。日展や県展で入賞経験のある会員らの力作51点が並ぶ。21日まで。 同会は2001年1月に市内の愛好家が結成。30~80代の会員15人が月1回公民館に集まり、写生会などで技術向上に努めている。 展覧会には、広島に落ちた原爆の悲惨さを赤と黒の2色でイメージした矢野美代子さんの「灼熱(しゃくねつ)地獄」、のどかな漁村の生活を描いた合田定子さんの「古ドラム缶のある浜辺」など、会員がそれぞれ長年追求しているテーマの自信作や縦横1メートル以上の大作がずらり。
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