県産裸麦収穫量　２８年連続日本一

　愛媛県産裸麦の２０１４年産収穫量は５２００トン（前年比１３％増）で、２８年連続日本一だったことが３日までに、農林水産省のまとめで分かった。収穫期の５月が好天に恵まれ、３年ぶりに５千トンを上回った。　作付面積は、農業生産法人や集落営農組織の規模拡大により１６４０ヘクタール（２％増）と微増。１０アール当たり収量は３１７キロ（１１％増）だった。全国の作付面積は５２５０ヘクタール（５％増）。未集計の北海道（作付面積８ヘクタール）を除く都府県の収穫量は１万４８００トン（１％増）で、愛媛のシェアは３５％だった。　県産の１等麦の割合は７５・９％（８月末現在）で、１３年産より７・５ポイント低下。中国四国農政局松山地域センターは「高い水準にあり、問題ない範囲」と説明した。