松山市議会は9月定例会最終日の3日、本会議を開き、愛媛県営黒瀬ダム(西条市)からの松山分水の根拠となっている長期的水需給計画の検証事業費957万円を理事者提案から削除した一般会計補正予算の修正案40億4280万円(累計1798億3322万円、前年度同期比5・0%増)を賛成多数で可決した。 修正案について、猪野由紀久氏(フォーラム松山)が「検証と分水は切り離して考えるべきだ。基礎的資料がなければ建設的議論ができない」と反対討論。梶原時義氏(ネットワーク市民の窓)が「分水ありきで、全く検証の意味がない。分水推進のアリバイづくりの予算だ」と賛成討論した。自民、公明、共産、新風会、市民の窓が賛成した。
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