将来の有権者である中学生に選挙への関心を持ってもらおうと、愛媛県伊予市上野の伊予中学校で３日、選挙の啓発講座があり、３年生約８０人が模擬選挙やクイズを通じて理解を深めた。 県選挙管理委員会が２００２年度から県内各地の中学校で行っている。 ３日は、県選管担当者から２０歳以上で選挙権を有することや、投票日前に投票を行うことができる期日前投票制度などを教わった。クイズで伊予市の有権者数なども学んだ。 生徒は模擬選挙に臨み、入場券と引き換えに名簿のチェックを受けて交付された用紙で１票を投じた。選挙管理者や立会人の役も務め、開票作業中に名字のみしか記入されていない疑問票を判断するなど、本番さながらの選挙を体感した。 阿部巧弥君（１４）は「初めての体験で新鮮。期日前投票など複雑な制度が分かりづらかったので、大人になるまでに勉強して、きちんと選挙に行けるようにしたい」と気持ちを新たにした様子だった。
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