愛媛県松山市は3日、9月定例市議会に、文京町の東雲小学校と市教育センター(仮称)建築工事(請負金額税込み20億4120万円)などの請負契約締結に同意を求める議案を追加提出したが、賛成少数で否決された。2度の入札不調に伴う要件見直しで工期が延長されており、さらに遅れる見通しとなった。 議案質疑で、角田敏郎(自民)武井多佳子(ネットワーク市民の窓)両氏が、1共同企業体(JV)だけの入札や落札率99.84%などを問題視。理事者は「資材や人件費の高騰を受け、実勢価格を考慮した」と説明した。 自民、公明、共産の3氏が「適切な判断には時間が不十分」などと反対討論。松山維新の会とフォーラム松山、民社クラブ、民主連合、松山を元気にする会が賛成し、自民、公明、共産、新風会、市民の窓が反対した。
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