今治東中等教育学校(愛媛県今治市)の3年生3人が2日、同市片原町1丁目の今治海上保安部で巡視艇の業務などを体験した。 生徒たちは、海保職員から業務全般の説明を受けた後、今治港に停泊中の巡視艇「せとぎり」に乗船。操舵室でレーダーやコンパスなどの機器類を見学し、三角定規を使った海図による位置確認に挑戦した。もやい結びなどロープワークの実習もあり、職員から「素早く、ほどけないように」と声を掛けられ、懸命に取り組んだ。 将来は人を守る仕事に就きたいという伊藤比那乃さん(15)は「船の安全を守るだけでなく、救助や警察のような業務までしていることに驚いた。ロープの結び方も簡単に見えて難しい」と話した。
↧