身近な川の水質に関心を持とうと、愛媛県西予市宇和町田苗真土の中川小学校の児童が2日、近くの水路で、国土交通省山鳥坂ダム工事事務所(大洲市)の職員らと水質浄化実験に取り組んだ。 同事務所は2年前から定期的に各地で実験を行っている。今回は5、6年生29人が参加した。 児童は、ダム貯水池でアオコが異常に増えて悪臭を放つ問題が発生していることを教わった。学校の横に位置する宇和川に流れ込む水路から採取した水に薬品を投入して化学的酸素要求量(COD)を調べたほか、水の透明度などを確認した。 さらに水質を向上させようと、かごの中に大量のポリスチレン容器を入れた浄化材を水路に設置。約3週間後、ろ過や有機物を分解することによって水質が良くなったかを再調査するという。
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