国際協力機構(JICA)はこのほど、「中小企業海外展開支援事業案件化調査」に、道路舗装の愛亀(愛媛県松山市)の道路舗装技術を仮採択した。愛亀は11月からカンボジアで道路補修材の活用の可能性を調査する予定で、将来は海外展開を目指す。案件化調査は、開発途上国の開発ニーズと日本の中小企業の優れた製品・技術をマッチングする目的で、2012年度から実施。今回は176件の応募があり、26件を仮採択した。県内企業の仮採択は初めて。 愛亀は「高品質な道路補修材の普及と舗装マネジメントシステムの案件化調査」に取り組む。JICAによると、カンボジアでは近年、経済成長に伴う急激な交通量の増加などで道路の損傷が激しく、適切なタイミングでの補修が大きな課題になっている。
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