愛媛県の今治藩政の記録を集めてまとめ直した古文書「国府叢書(こくふそうしょ)」(全65巻)を今治史談会(村上正郎会長)と今治市中央図書館が刊行、デジタル化し公開する事業がこのほど、公益財団法人図書館振興財団(東京)の2014年度提案型助成事業に選ばれ、2日に助成金の贈呈式があった。 国府叢書は、市内国分村の庄屋加藤家が、江戸時代を中心に藩内の諸事件や村民の日常生活などを記した「藩政の百科事典」といえる資料。加藤家に保存されている。 23巻まで刊行されており、史談会などは24巻以降の翻刻、刊行や全巻のデジタル化、公開を目指す。総事業費約2500万円のほぼ全額が助成され、事業期間は14年10月から3年間。
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