地域医療連携フォーラム「認知症から学ぶ『ひとのこころ』~認知症と向き合い、支え合うために」(松山赤十字病院主催)が14日、愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールであり、参加した市民約800人が認知症への理解を深めた。 基調講演した東京女子医科大の岩田誠名誉教授は、認知症は既に取り込まれた記憶は残っている半面、新しく覚えることに障害があると解説。職場や家庭でそれまでの役割が果たせなくなるなどした場合、認知症の可能性を疑う必要があると述べた。 取り組み事例の報告では、家族や認知症看護認定看護師、4月にスタートした県認知症疾患医療センターの一つ、砥部病院高齢者こころのケアセンター長が登壇。家族会など当事者同士のつながりや、地域の介護力底上げの必要性などを訴えた。
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