全国で講演し風力や太陽光など自然エネルギーの問題点を発信している山田征さん(76)=東京都三鷹市=を招いた勉強会が21日夜、愛媛県愛南町御荘平城のホテルであった。 同町の山間部では複数の風力発電事業が計画されており、勉強会は計画に反対する町議が知識を深めようと企画。町民ら約50人が参加した。 山田さんは30代から反原発活動に取り組む一方、「原発に代わる自然エネルギー」に疑問を感じてきた。太陽光発電をする家庭や企業の余剰電力の買い取り費用を電気料金に上乗せする「太陽光発電促進付加金」の支払いを拒否し、約3年前からろうそくで生活している。 勉強会で山田さんは電力会社は使用量に応じた電気を送り出しているとし、「風力と太陽光は自然任せ。需給を一致させるには火力発電での調整が必要で、風力と太陽光を増やしても火力発電は減らない」と指摘した。
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