8月にロシアで開かれた柔道の世界選手権で初優勝した女子57キロ級の宇高菜絵選手(29)=コマツ、愛媛県西条市出身=が16日、優勝後に初めて帰郷。母校の西条北中学校(同市朔日市)の柔道場で小学校時代に所属していた西条柔道会の子どもらに優勝を報告した。 16日の練習には市内の児童約40人が参加。乱取りなどの練習をしていた柔道場に宇高選手が現れると、子どもたちは整列して「菜絵さん、おめでとうございます」と祝福した。 宇高選手はほかの国際大会で優勝しても胸を張って「世界チャンピオン」と言えなかったと打ち明け、「たくさんの応援をありがとう。やっと本当に世界チャンピオンになれた」と笑顔で話した。
↧