秋分の日の前、沖合の「三ツ石」と呼ばれる巨石の隙間から夕日が差し込む愛媛県松山市高浜町6丁目の「白石の鼻」で13日夕、観賞会があった。太陽と巨石の織りなす不思議な光景に集まった人々はカメラを構えて見入った。 主催した松山・白石の鼻巨石群調査委員会によると、三ツ石では春分の日の後にも数日間、同様の現象が起きる。夏至や冬至ごろに夕日が差し込む別の巨石もあり、委員会は「人工的な建造物ではないか」と考え、年4回観賞会を開いている。 午後6時前、石の隙間を通る光が1本の筋になると、人々は夢中でカメラのシャッターを切り、「命の洗濯ができた」などと笑顔を見せていた。
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