来年の終戦70年の節目に合わせ、県遺族会(関谷勝嗣会長)は、愛媛県松山市御幸1丁目の県護国神社内に太平洋戦争で戦死した人の遺品や写真を展示する資料室をつくる計画を進めている。2016年に完成予定。 県遺族会の愛原章副会長(79)によると、計画では、資料室や社務所が入る「斎館」(2階建て、約661平方メートル)を神社が15年中に着工する。 資料室には、軍服や鉄かぶと、家族との手紙などの遺品のほか、戦争関係の書籍も展示予定。戦前や戦時中の生活が分かるような資料も置くという。設置に向け関連団体に浄財や遺品の提供を募る。 遺族会と神社の関係者らが13年12月、富山や石川、徳島3県の護国神社で既設や建設中の資料室を視察してきた。
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