愛媛県と松山市は9日、県立中央病院(松山市春日町)に隣接して設置する「常駐型救急ワークステーション(WS)」に市消防局の隊員を常駐させ、病院での実習や救急車への医師の同乗を2015年秋から始めると発表した。常駐型WSの運営は四国で初めてという。 松山市は現在、平日午前9時~午後5時、救急車1台と救急隊員3人を派遣し、中央病院で派遣型救急WSを運営している。 約8000万円で建設する常駐型WSには固定の隊員3人に加え、日替わりで研修を受ける1人が待機。24時間運営し、出動以外は中央病院の医師の指導で、処置などの専門的な研修を受ける。 心肺停止など重症の傷病者がいたり、災害現場で救出に時間を要したりする場合は、医師も同乗する。
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