クリエーターと連携、経営者ら活用事例学ぶ　松山

　クリエーティブビジネスの可能性を探る交流会が８日、愛媛県松山市のホテルであった。市内の中小企業経営者やデザイナー、コピーライターら約１００人が参加し、商品やサービスと創造性が結び付いて好循環を生み出す仕組みづくりを考えた。　市が映像やゲーム、アニメなどのクリエーターの力を起爆剤に地域活性化を目指そうと催した。松山市三津浜地区活性化に取り組むＮＰＯ法人の徳永高志理事長をコーディネーターに経営者ら３人が登壇、企業とクリエーターが連携した成功事例を紹介した。　葬儀社ムラタ（松山市）の家族葬の広告を手掛けた電通西日本松山支社のコピーライター板東英樹さんは「家族が集まる意義」に重点を置いて好評を得たと説明。「伝えたいことを伝えるだけでなく、広告を見た人に新しい価値を提供したい」と述べた。