高校生に橋の老朽化対策の重要性を学んでもらう研修会が8日、愛媛県松山市であった。松山工業高校土木科の1年生40人が、橋の修繕方法や長寿命化を図る工法を見学した。 国や県などの道路管理者でつくる「県道路メンテナンス会議」が主催。高度成長期に整備した橋やトンネルが老朽化し、維持管理が課題となっている現状を知ってもらい、土木現場への関心を高めようと実施した。 生徒らは、1893年に開通した伊予鉄道横河原線の石手川橋りょうを訪れ、約120年前の先人の技術に感嘆。「現存する鉄道橋では日本最古の(鉄骨を三角形に組み合わせた構造の)トラス橋」との説明を受け、写真に収めていた。
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