弘法大師空海が四国霊場を開創したとされる弘仁6(815)年から1200年の節目を記念した企画展「空海の足音 四国へんろ展」愛媛編が6日、松山市堀之内の県美術館で始まる。四国4県がそれぞれ特色ある企画展を順次開催しており、愛媛編の開展式が5日、同館であった。会期は10月13日まで。 空海に始まり、長い歴史の中で育まれてきた四国遍路文化を大きな視野でとらえ、さらに理解を深めようと開催。世界遺産登録への機運も高まる中、近年の研究成果も踏まえた大規模な展覧会となっている。 開展式では、四国八十八ケ所霊場会の吉川俊宏会長が「お大師様の歩んできた道、教えをどのように伝え、守ってきたかが伝わってくる。遍路文化に興味のある方々に、自分の思いを再確認してもらえる場となればありがたい」とあいさつ。テープカット後、特別鑑賞会があった。
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