愛媛県が開発している愛媛ブランド牛の初めての試食会が2日、松山市であり、ジュースに使用したミカンの搾りかすを発酵させた専用飼料を与えた牛肉の味を中村時広知事らが確かめた。 開発事業は、ブランド化による農家収入の増加と肥育期間を短縮してコスト削減を図ろうと、2011年9月に着手。女性をメーンターゲットに黒毛和種でありながら脂肪の少ない赤身重視の肉質を目指している。 試食会では、通常30カ月の肥育期間を27カ月と24カ月に短縮した2種類の牛のロース肉を夢クッキングスクール(大阪市)の梅田昌功校長がステーキに調理。中村知事は「赤身ならではのしっかりした食感があり、肉のうまみも染み出てくる」と、来年夏の販売開始に向けて手応えを示していた。
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