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八幡浜港フェリー桟橋移設へ 老朽化で市が計画

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 愛媛県八幡浜市は2日、老朽化が進んでいる八幡浜港のフェリー桟橋(沖新田)を廃止し、北側に隣接する埋め立て地へ移転新設する計画を、市議会全員協議会で明らかにした。耐震構造にして2015年度から5年間かけて建設する予定で、事業費は30億円の見込み。 現在の桟橋は、1972年の建設後40年以上経過している。11年度に行った調査では、コンクリート製の橋桁に腐食がみられ、大規模な補修が必要と判断されたが、1日40便の発着がある桟橋を使用しながら、工事を行うのは困難と判断した。 八幡浜港は、九州への四国の海の玄関口として知られ、フェリー2社が大分県の別府、臼杵両港を結んで1日20往復を運航。市によると、年間31万台の車両と乗客40万人が利用している。来年3月末には、東九州自動車道の大分市―鹿児島市の区間が全通する見通しのため、物流や人の往来が増えることも予想し、移設を決めた。

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